シリーズ〜波瀾万丈、岩野の20代〜

シリーズ第4話目です。


『岩ちゃん、スクールの電気がつかないんだけど、、、』


そう、その時のアクターズスクールの社長は、6ヶ月もの間、電気代を支払っていなかったのです(>_<)

その時、私の上司としては、『社長』の他に『校長』という役職の方がいたんですが、二人とも逃げていなくなってしまったんです(>_<)


正直、4ヶ月目から給料が出なくなってる時点で不安を感じてはいたんですが、スクールがスタートして、5ヶ月目くらいには、レッスンの講師の先生方に『講師料(レッスン費)』が払えなくなり、社長から『来月には、まとまった金が用意出来るから』と言われ、私の身内から『100万円』を来月にはすぐ返す約束で借りました。
その返す約束の月に逃げられ、お金は返ってこない、先生方には給料を支払っていない、電気代やら何やら払わなきゃいけないものの総額は300万円近くありました(>_<)


そんな状態になってしまい、とりあえず私が、またアルバイト代から7万円の電気代を払い、電気を復活させ、残されたスクール生徒を集め(もちろんSET6も)、全ての現状を正直に話し、『こんな状態になってしまったけど、君たちはどうしたい?』
と、投げ掛けた所、大半の生徒が『まだ夢を諦めたくない』『なんとかもう一度、たて直してやってほしい』と、強い気持ちを持っていました。

そこで若干26歳になったばっかしの私が決断した答えは、『みんなを見捨ててはならない』ということでした。

そこで私は言ってみれば給料をもらってなかったので、社員でもないし、責任をとる立場でもなかったのですが、これからも何らかの形で、アクターズスクールを続けるためには、講師の先生方を中心に謝罪の電話と時間はかかっても毎月少しずつお金をお返しする事を約束し、また再開した時にはレッスンをやってもらう約束をしました。


その時から、私の300万円の借金を返す日々が始まりました(>_<)


テレフォンアポインタと野菜の問屋の仕分けのアルバイトを続けつつ、コンビニの深夜バイトをプラスして、さらに寝れない日が始まりました(>_<)

この辺りが一番辛かった時期です。。。


ただ捨てる神あれば、拾う神あり、と言われますが、この時、私達の転機となる人と出会います。

この話しの続きはまた次回。


P.S 辛いことばかりの中で、余談なんですが、私のやっていたテレフォンアポインタは『電話回線の契約』をとる業務だったのですが、通常1日平均2件、3件の契約、取れる人で5件とか6件という中で、私の平均は1日12件、13件、最高で1日、27件の契約をとる偉業を出していました☆
自慢です。苦笑